ちょうちんに名入れする紋様

提灯に家紋・紋様などを作成される際は、熟練の職人がフリーハンドで仕上げさせて頂きます。

手描き家紋の制作方法

提燈に家紋を描く場合、レタリングのようにまずは輪郭線だけを製作し、中を塗り足していきます。そして家紋の大きさを決める「外丸」と、内側の「辻の丸」を分廻し(コンパスの先に筆を付けたもの)で描き、中心のデザインを図形的に仕上げて行きます。分廻しの線で表現しきれない微妙な曲線は、職人が面相筆で直に描写させて頂きます。

※複雑な家紋の場合

家紋のデザインが、ちょうちんのサイズに対しあまりに緻密で複雑過ぎる場合は、カッティングシートでの激安制作をご案内させて頂くこともございます。

手描き家紋の制作方法

丸に遠鷹羽(ちがいたかのは)
【鷹の羽紋】
鷹は古来より武人の象徴とされて来ました。その勇壮で美しい姿は尊ばれ、鷹狩りなどのスポーツとして親しまれました。鷹の俊敏さや堂々とした振る舞いが、武を練ることに通じたのです。
武家を象徴する尚武紋として、多くの武将達が家紋に取り入れています。図柄としてはそのまま鷹の姿が描かれているのではなく、羽根をシンボルとしています。亀甲と組み合わせたものや、八つの羽で車を表現したものなど。実に数多のデザインが生み出されました。
丸に違矢(ちがいや)
【矢紋】
弓矢は古来より狩猟の道具、もしくは戦争の武器として使われてきました。日本では武士のことを「弓矢取り」といい、尚武の精神から家紋に取り入れられるようになります。弓矢で一つの紋となることは珍しく、ふつうは弓紋と矢紋にそれぞれ区別されています。
また、破魔矢などのように神事や儀礼などで弓は使われ、当たるから当たらないかで生死を左右することもあるため占いにも用いられます。実際の矢羽には鷹や鷲の羽が珍重されました。そのためか、鷹の羽紋と似た構図の家紋が多く戦国時代の流行を伺わせます。
丸に横木瓜(よこもっこう)
木瓜紋の歴史は古く、中国の唐時代に官服の紋様に採用され後に日本へ伝来しました。 楕円形に近い横木瓜を基本としますが、外郭の数が増すにつて円形に近くなります。 その意匠から、よく胡瓜の断面を図案化したものではないかと言われます。しかし、本来は地上にある鳥の巣を象ったもであるという説が有力です。
生命と繁栄を象徴する卵が産み落とされる巣であること、また提灯以外にも神社の御簾によく使われていた紋様であることから、木瓜紋は神仏の加護があるとされました。織田信長を代表とする諸侯は子孫繁栄を願い大変尊んだと言います。